【埼玉・さいたま市】で整体師の資格取得
姿勢改善とパフォーマンスUPの鍵!
『前鋸筋』の解剖学 – 肩甲骨の安定に不可欠
こんにちは!埼玉整体師養成学校です。
これまで、首や背中の筋肉、特に肩甲骨に関わる筋肉として、僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋(大・小)を見てきましたね。これらの筋肉は肩甲骨を背骨側に寄せたり、上げたり下げたりするのに重要ですが、実は肩甲骨を肋骨にしっかりと固定し、スムーズに動かすために、もっと体の**「前側」**にある非常に重要な筋肉があります。
それが、今回ご紹介する**『前鋸筋(ぜんきょきん)』**です。
肩甲骨の安定性や腕の動きに大きく関わりますが、体の後ろ側にある筋肉に比べて意識されにくい筋肉かもしれません。しかし、整体師としては絶対に知っておきたい、とっても大切な筋肉です!
埼玉やさいたま市で整体師を目指す皆さんにとって、見落としがちなこの前鋸筋の知識は、施術の幅を広げ、お客様からの信頼を得る上で非常に役立ちます。私たち埼玉整体師養成学校で、体の奥にある筋肉の働きもしっかり学びましょう。
前鋸筋って、どこにあるの?
前鋸筋は、脇の下あたりから胸の横、そして肩甲骨の「裏側」(肋骨側)にかけて広がる筋肉です。腕を前に伸ばしたり、パンチを打ったりするような動きで働きます。
肋骨に沿ってギザギザとした形をしており、ノコギリ(鋸)のように見えることから『前鋸筋』という名前がつきました。体の横から前にかけて、肋骨を包み込むようなイメージで付いています。
前鋸筋のキホン解剖学
前鋸筋は、その付着する位置によって、主に3つの部分(上部・中部・下部)に分けられ、それぞれ少しずつ異なる働きをします。
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機能(どんな働きをするの?)
- 上部: 肩甲骨を下方へ回旋させる働き。(※ここは後述の下部による上方回旋の方が主要な働きと捉えられることが多いですが、上部も肩甲骨の動きに関与します。)
- 中部: 肩甲骨を**外側へ引っ張る(外転)**働き。腕を前に突き出す(パンチをするような)動きで使われます。肩甲骨を肋骨に張り付けるようなイメージです。
- 下部: 肩甲骨を上方へ回旋させる働き。腕を真上に持ち上げるときに、肩甲骨を一緒に回す主要な筋肉です。この働きが弱いと、腕を高く上げたときに肩甲骨がうまく回らず、肩の痛みに繋がることがあります。
- リバースアクション(上腕骨固定時): 腕立て伏せのように手をついて体を支えている時など、上腕骨や肩甲骨が固定されている状態では、前鋸筋が働くことで肋骨を引き上げ、呼吸を助けたり、姿勢を維持したりする働きもあります。
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起始(体のどこから始まるの?)
- 胸郭(肋骨)の、第1肋骨から第9肋骨の外側(脇腹のあたり)から、それぞれの肋骨に「指」のように付着しています。
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停止(体のどこにくっついているの? – ここが動く!)
- 肩甲骨の「内側」にある縁の、**「体の前面側」(肋骨と肩甲骨の間)**に沿って、長く幅広く付着しています。
【ここがポイント!】 前鋸筋は、肩甲骨を「肋骨にぴったりとくっつけておく」役割と、腕の動きに合わせて「肩甲骨をスムーズにスライドさせて回す」役割を担っています。背中側の筋肉(僧帽筋、菱形筋)と協力したり、反対の働きをしたりしながら、複雑な肩甲骨の動きを作り出しています。
なぜ前鋸筋の理解が整体師にとって重要なのでしょうか?
前鋸筋は、肩甲骨を肋骨の上に安定させ、スムーズに動かすための**「要」**となる筋肉です。
この筋肉の働きが弱くなると、肩甲骨が肋骨から浮き上がったように見えたり(これを**「翼状肩甲(よくじょうけんこう)」**といいます)、腕を真上に上げる動作がスムーズに行えなくなったりします。また、肩甲骨の不安定さは、肩関節への負担を増やし、肩の痛みや可動域制限の原因となることもあります。
デスクワークでの不良姿勢や、特定の運動習慣がない場合、前鋸筋は弱くなりやすい筋肉の一つです。整体では、肩や背中の痛みの原因を探る際に、背中側の筋肉だけでなく、この前鋸筋の状態も確認することが非常に重要です。前鋸筋の弱さや硬さを見つけ出し、適切にアプローチすることで、肩甲骨の安定性を高め、肩や腕の不調を改善する重要なカギとなります。
特に、スポーツを行う方や、腕をよく使う仕事の方にとって、前鋸筋の機能はパフォーマンスに直結します。整体師として、そうしたお客様へのケアを行う上でも、前鋸筋の知識は不可欠です。
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埼玉整体師養成学校では、こうした見落とされがちな筋肉の解剖学もしっかり学び、実践に活かす方法を習得できます。座学だけでなく、実際に体を動かしたり、触察練習をしたりしながら、生きた知識として身につけていきます。
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まとめ
今回は、体の側面・前面にある前鋸筋にフォーカスしました。
- 前鋸筋は脇腹から肩甲骨の裏側にかけて付いている。
- 上部・中部・下部で働きが異なり、特に中部による肩甲骨の外転(前に突き出す)と下部による肩甲骨の上方回旋が重要。
- 第1〜9肋骨から始まり、肩甲骨の内側縁の前面に停止する。
- 肩甲骨の安定性、腕のスムーズな動き、姿勢維持に不可欠な筋肉。
- 弱化すると翼状肩甲や肩の不調の原因となる。
背中側の筋肉だけでなく、前側にある筋肉との連携を知ることが、整体師としての視野を広げ、より多くのお客様の悩みを解決できるようになります。
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