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広背筋-筋肉の解剖学

【埼玉・さいたま市で整体学ぶ】背中の「顔」とも言える巨大筋!『広背筋』の解剖学 – 体幹と腕をつなぐ

こんにちは!埼玉整体師養成学校です。

これまで、肩関節や肩甲骨の周りの様々な筋肉、特に深部のインナーマッスル「回旋筋腱板」を中心に学んできました。一つの関節の周りだけでもたくさんの筋肉があることが分かりますね。

今回は、視点を少し広げて、私たちの体の**「背中」の大部分を覆う、最も大きな筋肉の一つ、『広背筋(こうはいきん)』**について解説します。

広背筋は、その名の通り広く、背中下部から腰にかけて広がり、脇を通って腕に付着する、まさに「背中の顔」とも言える存在感のある筋肉です。腕を力強く引く動きや、姿勢の維持に欠かせません。

埼玉やさいたま市で、お客様の全身の不調に対応できる整体師を目指すなら、この広背筋のような大きくて広範囲に影響を与える筋肉の知識は必須です。私たち埼玉整体師養成学校で、体の繋がりを意識した解剖学を学びましょう。

広背筋って、どこにあるの?

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広背筋は、背中の下半分から腰、骨盤にかけて広がり、脇の下を通って腕(上腕骨)に付着する、人間の体の中で最も大きな筋肉の一つです。体表からもよく見える筋肉で、鍛えると逆三角形の体つきを作るのに貢献します。

広背筋のキホン解剖学

広背筋は、非常に広い範囲から始まり、狭い範囲に集まって付着するという特徴を持っています。これにより、腕や体幹(お腹や背中)の様々な動きに関わります。

  • 機能(どんな働きをするの?) 広背筋は、主に腕を「引き寄せる」「下ろす」力強い動きを担います。

    • 肩関節の伸展(しんてん): 腕を体の横や前から後ろに引く動き。
    • 肩関節の内転(ないてん): 開いた腕を体の横に閉じる動き。
    • 肩関節の内旋(ないせん): 腕を内側にひねる動き。
    • 肩甲骨の下制(かせい): 肩甲骨を下に引き下げる動き。

    また、体幹の動きにも関わります。

    • 体幹部の側屈(そっくつ): 体を横に曲げる動き。片腕で何かを引っ張る際に、体幹が安定したり、骨盤を引き上げたりする働きがあります。
    • 下位胸椎/腰椎の伸展(しんてん): 背中の下の方や腰を反る動きにも補助的に関わります。

    これらの動きは、懸垂、ローイング(ボート漕ぎ)、綱引きなど、腕で何かを引きつける動作で中心的に使われます。

  • 起始(体のどこから始まるの?) 広背筋は、体の非常に広い範囲から、たくさんの「始まり」を持っています。

    • 背中の真ん中より下から腰、骨盤にかけての背骨のトゲ(第7胸椎~第5腰椎の棘突起)
    • 腰や骨盤の後ろ側(腸骨稜後面、仙骨後面)
    • 第10・第11・第12肋骨
    • 肩甲骨の下の角(下角) これらの広い範囲から始まる線維が、背中全体の「胸背筋膜(きょうはいきんまく)」という強固な膜を介して連結しています。
  • 停止(体のどこにくっついているの? – ここが動く!) これだけ広い範囲から始まった線維が、脇の下を通る際にねじれながら一つに集まり、上腕骨(腕の骨)の上の方、体の前面側にある「小結節稜(しょうけっせつりょう)」という部分に付着しています。これは前回解説した肩甲下筋が付着する小結節のすぐ隣にある稜です。

【ここがポイント!】 広背筋は、背骨、骨盤、肋骨、そして肩甲骨といった広範囲から始まり、腕(上腕骨)という一点に集まって付着することで、体幹と腕を強力につなぎ、ダイナミックな動きを可能にしています。

なぜ広背筋の知識が整体師にとって重要なのでしょうか?

広背筋は体の非常に広い範囲に付着しているため、この筋肉の問題は全身に影響を及ぼすことがあります。

  • 腰痛との関係: 広背筋は腰や骨盤に付着しているため、この筋肉が硬くなったり、左右のバランスが悪かったりすると、腰の動きが悪くなったり、腰痛の原因となることがあります。
  • 肩や腕の不調との関係: 広背筋が硬くなると、腕を前に上げる動き(屈曲)や、外側にひねる動き(外旋)を制限することがあります。また、肩甲骨の動きが悪くなる原因にもなります。
  • 姿勢との関係: 硬くなった広背筋は、肩甲骨を下に引き下げ、肩を内旋・内転させる働きがあるため、巻き肩や猫背といった不良姿勢に繋がることもあります。特に、大胸筋の硬さと組み合わさると、より強く肩が前に丸まった姿勢になりやすいです。
  • 呼吸との関係: 肋骨にも付着しているため、深呼吸など呼吸の補助にも関与します。

整体では、お客様の訴える腰痛、肩の痛み、腕の動きの制限、不良姿勢など、様々な症状の原因を探る際に、この広背筋の状態(硬さ、張り、左右差など)を評価することが非常に重要です。広背筋全体だけでなく、特に腰部や肩甲骨下角付近の付着部を丁寧にチェックし、アプローチすることで、症状の改善に繋がることが多くあります。

埼玉で整体師を目指すなら、体の「繋がり」を学ぶ!

埼玉で、そしてさいたま市で、お客様の体の「繋がり」を理解し、根本的な原因にアプローチできる整体師を目指すなら、広背筋のような全身に影響を与える筋肉の解剖学は必須です。

埼玉整体師養成学校では、単一の筋肉だけでなく、このように広範囲に渡る筋肉がどのように全身の動きや不調に関わるかを体系的に学びます。座学、実技、触察練習を通して、教科書だけでは分からない筋肉の「感触」や「繋がり」を体で覚えていきます。

最短2ヶ月整体師資格取得を目指せる集中カリキュラムで、基礎から応用までを効率的に習得可能です。学費も通いやすい安い設定です。整体の学校スクールをお探しなら、ぜひ当校の学びを体験しに来てください。見学や個別相談も歓迎しています。

まとめ

今回は、背中の大部分を覆う巨大筋、広背筋について解説しました。

  • 広背筋は人間の体で最も大きな筋肉の一つで、背中下部、腰、骨盤から始まり腕に付着する。
  • 主な機能は肩関節の伸展、内転、内旋といった腕を引き寄せる力強い動き。
  • 体幹の側屈や腰椎の伸展、肩甲骨の下制にも関わる。
  • 硬さや機能不全は、腰痛、肩の動きの制限、巻き肩・猫背といった不良姿勢の原因となることがある。
  • 体幹と腕を強力につなぎ、全身の動きに影響を与えるため、整体で非常に重要なアプローチ対象となる。

広背筋の硬さや弱さが、肩だけでなく腰の不調にも繋がることがあるため、整体で非常に重要なアプローチ対象となります。この筋肉を理解することは、全身のバランスを整える上で欠かせません。

体の繋がりを理解して、お客様を笑顔に!埼玉整体師養成学校で、整体のプロを目指そう!

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