【埼玉・さいたま市の整体スクール】
肩の痛みの「意外な」原因?
『棘下筋』の解剖学
回旋筋腱板シリーズ②
こんにちは!埼玉整体師養成学校です。
前回は、肩のインナーマッスルである「回旋筋腱板(ローテーターカフ)」の一つ、棘上筋について解説しました。棘上筋は肩の動き出しと安定に重要で、痛みの原因となりやすい筋肉でしたね。
今回は、その棘上筋のすぐ**「下」に位置する、回旋筋腱板のもう一つの重要な筋肉、『棘下筋(きょくかきん)』**についてご紹介します。
棘下筋は、肩を「ひねる」動き、特に腕を外側に回す動き(外旋)の主役となる筋肉です。デスクワークやスマホ操作など、普段の姿勢が原因で硬くなりやすく、肩の痛みに繋がることがよくあります。
埼玉やさいたま市で、お客様の肩の様々な不調の原因を見つけ出し、改善へと導く整体師を目指すなら、この棘下筋のようなインナーマッスルの理解は必須です。私たち埼玉整体師養成学校で、体の深層にある筋肉の働きもしっかり学びましょう。
棘下筋って、どこにあるの?
棘下筋は、肩甲骨の背中側、肩甲棘(けんこうきょく)という骨の尾根の**「下」**にある大きな「棘下窩(きょくかか)」というくぼみの大部分を覆っている筋肉です。
棘上筋と同様、体の表面にある三角筋や僧帽筋のさらに奥深く、肩甲骨に貼り付くように位置しています。回旋筋腱板を構成する4つの筋肉の一つで、肩関節の安定と動きに欠かせません。
棘下筋のキホン解剖学
棘下筋の主な働きは二つあります。
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機能(どんな働きをするの?)
- 肩関節の外旋(がいせん): 腕を体の軸に対して**「外側へひねる」**動きの、最も主要な筋肉です。例えば、ドアノブを回す、野球のボールを投げる(テイクバック)、ラケットで打つ、といった動きで中心的に働きます。
- 肩関節の水平伸展: 腕を体の前でクロスさせた状態から、後ろに引いていく動き(水平外転)にも関与します。
- 上腕骨頭を関節窩に引き寄せて安定させる: 棘上筋と同様に、肩関節の安定に欠かせない働きをします。上腕骨の丸い頭が、肩甲骨の浅いくぼみ(関節窩)からずれないように、引き寄せて固定する役割です。これにより、肩関節が安定し、スムーズな動きが可能になります。
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起始(体のどこから始まるの?)
- 肩甲骨の、肩甲棘より下にある大きなくぼみ(棘下窩)の大部分から始まります。
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停止(体のどこにくっついているの? – ここが動く!)
- 上腕骨(腕の骨)の、体の外側にある大きな出っ張り(大結節)の、**「後ろ側」**に付着しています。前回解説した棘上筋の付着部のすぐ下になります。
【ここがポイント!】 棘下筋の最も重要な機能は「肩関節の外旋」です。この動きは日常生活やスポーツで非常に頻繁に使われます。また、回旋筋腱板として肩関節の安定に不可欠な役割を担っています。
なぜ棘下筋の知識が整体師にとって重要なのでしょうか?
棘下筋も、棘上筋と並んで肩の痛みの原因となることが非常に多い筋肉です。特に、以下のような状況で負担がかかりやすくなります。
- 長時間の内旋位: デスクワークでキーボードを打つ、スマートフォンを見るなど、腕を体の前で内側にひねった状態(内旋位)で長時間いることが多いと、棘下筋は常に引き伸ばされて負担がかかります。これが原因で硬くなったり、痛んだりしやすくなります。
- 使い過ぎ: 野球やテニス、バレーボールなど、腕を頻繁に外旋させるスポーツを行う方は、棘下筋に過負荷がかかりやすいです。
- 姿勢の悪さ: 猫背や巻き肩で肩甲骨の位置が崩れると、棘下筋に不必要な負担がかかることがあります。
棘下筋が硬くなると、肩を外側にひねる動き(外旋)が制限されるだけでなく、肩全体の可動域低下にも繋がります。また、肩甲骨の内側縁の痛みや、肩の後ろ側のズーンとした痛みとして感じられることもあります。
整体では、お客様の肩の動き(特に内旋と外旋の可動域)、痛みの場所(肩の後ろ側や肩甲骨の内側)、圧痛点などを丁寧に評価することで、棘下筋の問題(硬さ、弱さ、圧痛など)を見つけ出し、適切な施術を行うことが、肩の不調改善の鍵となります。棘上筋、小円筋、肩甲下筋といった他の回旋筋腱板筋や、三角筋、肩甲骨周囲筋との連携も総合的に見ていく必要があります。
埼玉で整体師を目指すなら、肩関節の複雑な不調に対応できる技術を!
埼玉で、そしてさいたま市で、お客様の肩関節の複雑な不調に対応できる整体師を目指すなら、棘下筋を含む回旋筋腱板の解剖学と、その機能障害への深い理解が不可欠です。
埼玉整体師養成学校では、肩関節のような複雑な部位についても、解剖学、運動学、そして痛みや機能障害といった病態までを体系的に学びます。教科書知識だけでなく、評価法や施術法といった実践的なスキルを、経験豊富な講師陣から直接指導を受けられます。棘下筋への効果的なアプローチ方法も丁寧に指導します。
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まとめ
今回は、回旋筋腱板の棘下筋について学びました。
- 棘下筋は肩甲骨の棘下窩から始まり、上腕骨大結節の後部に停止するインナーマッスル。
- 主な機能は肩関節の「外旋」と肩関節の安定化。
- 回旋筋腱板の一つとして、棘上筋などと協力して肩関節を守る。
- 長時間内旋位や使い過ぎで硬くなりやすく、肩の後ろ側や肩甲骨内側の痛みの原因となることが多い。
棘下筋は肩の「ひねり」に重要であり、硬さや機能低下が肩や背中の痛みに繋がることが多い筋肉です。棘上筋と合わせて、回旋筋腱板全体のバランスを理解することが、肩の不調改善には欠かせません。
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