【埼玉県・さいたま市でおすすめの整体スクール】
肩・肘・腕の”つながり”を探る!
『上肢の連結』入門
肩こり・四十肩・肘痛の秘密!
こんにちは!埼玉整体師養成学校です!(2025年5月2日現在)私たちの腕、つまり**上肢(じょうし)は、肩から指先まで、驚くほど自由に、そして複雑に動かすことができますよね。物をつかむ、投げる、書く、押す、引く…これらの多彩な動きは、上肢を構成する骨(鎖骨、肩甲骨、上腕骨、橈骨、尺骨、手根骨、中手骨、指骨)が、多くの「関節(かんせつ)」と、それらを補強する「靭帯(じんたい)」**によって精巧に連結されているからこそ可能になっています。

今回は、この上肢の「連結部」、特に肩周り(胸鎖関節、肩鎖関節、肩関節)と肘周り(肘関節、橈尺関節)に焦点を当て、その仕組みと役割、そしてなぜ肩こりや四十肩・五十肩、脱臼、肘の痛みといったトラブルが起こりやすいのか、その秘密を整体師を目指す初心者の方や一般の方にも分かりやすく探っていきましょう!
埼玉県、そしてさいたま市で、お客様の腕や肩の痛み、動きの制限といった悩みに的確に対応できる整体師になるためには、これらの関節や靭帯の構造と機能を正確に理解することが、すべての基本となります!当校は安い学費で短期・最短(2ヶ月も可能!)での整体 資格取得を応援!夜間コースで働きながら資格取得も可能です。整体 スクールや整体 学校選びでお悩みの方、ぜひこの記事で腕の”つながり”の重要性を学んでください!
肩周りの連結:腕を体につなぐ3つの重要関節!
まず、腕(上肢)全体を体の中心(体幹)に繋ぎとめている、肩周りの主要な3つの関節を見ていきましょう。この3つの関節が連動することで、肩は非常に大きな可動域を得ています。
① 胸鎖関節(きょうさかんせつ):腕の動きの”起点”となる関節!

- どこにある?: 首の付け根、胸の真ん中にある骨**「胸骨(きょうこつ)」の上部(胸骨柄)と、左右に伸びる「鎖骨(さこつ)」**の内側の端(胸骨端)とが作る関節です。喉元のすぐ下、左右の鎖骨の付け根あたりで触れることができます。
- どんな構造?: 関節の隙間には**「関節円板」というクッションがあり、関節全体は比較的ゆるい関節包で覆われています。しかし、関節包の前後を補強する前・後胸鎖靭帯**、左右の鎖骨を結ぶ鎖骨間靭帯、そして下から支える非常に強靭な肋鎖靭帯(第1肋骨と鎖骨を結ぶ)によって、安定性は保たれています。
- 役割は?: 腕を上げたり、回したりする際に、鎖骨がこの関節を起点(支点)として様々な方向に動くことで、肩全体の大きな動きを可能にしています。上肢と体幹をつなぐ唯一のしっかりとした関節であり、非常に重要です!
- 整体ポイント: 比較的安定した関節ですが、強い衝撃で脱臼することもあります。また、この関節の動きが悪くなると、肩全体の動きが制限されたり、首や肩の筋肉に余計な負担がかかったりする原因となります。
② 肩鎖関節(けんさかんせつ):肩甲骨と鎖骨をつなぐ”連結”関節!

- どこにある?: 肩の一番外側(てっぺん)あたりで、**「肩甲骨(けんこうこつ)」の外側の突起「肩峰(けんぽう)」と、「鎖骨(さこつ)」**の外側の端(肩峰端)とが作る関節です。肩のてっぺんを触ると、わずかな段差や関節の隙間を感じられるかもしれません。
- どんな構造?: 関節面の適合性はあまり良くなく、動きも小さい**「半関節」に近い構造です。関節円板も不完全なことが多いです。関節包は上面にある肩鎖靭帯で補強されています。しかし、この関節の安定性にとって最も重要なのは、少し離れた場所にある、肩甲骨の烏口突起と鎖骨を結ぶ非常に強力な「烏口鎖骨靭帯(うこうさこつじんたい)」**(菱形靭帯と円錐靭帯からなる)です!
- 役割は?: 肩甲骨と鎖骨を連結し、肩全体の動き(特に腕を高く上げる動きなど)の際の連動性を保ち、安定させる役割があります。
- 整体ポイント: スポーツ(ラグビー、柔道など)や転倒で肩を強く打った際に、**脱臼(肩鎖関節脱臼)**を起こしやすい関節として有名です。特に烏口鎖骨靭帯が断裂すると、鎖骨の端が上方にポンと飛び出して見える状態になります。
③ 肩関節(けんかんせつ)(=肩甲上腕関節):最も自由で、最も不安定な関節!

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どこにある?: **「肩甲骨」にある浅いお皿のような「関節窩(かんせつか)」と、「上腕骨(二の腕の骨)」の上端にある丸いボールのような「上腕骨頭(じょうわんこっとう)」**との間にできる関節です。いわゆる「肩の関節」と言えば、通常はこの関節を指します。
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どんな構造?: 人体の中で最も可動域が広い、まさに自由自在に動く**「球関節」です。しかし、その自由度の代償として、構造的な安定性は非常に低いのが特徴です。なぜなら、関節窩(受け皿)が上腕骨頭(ボール)に比べて極めて小さく浅いため!関節窩の縁には「関節唇(かんせつしん)」という軟骨の”ふち”が付いていて、少しでも受け皿を深くして安定性を補っていますが、それでも十分ではありません。関節全体を包む関節包も比較的緩くできています。靭帯による補強(烏口上腕靭帯、関節上腕靭帯など)もありますが、肩関節の安定にとって最も重要なのは、関節を深層で取り囲む「ローテーターカフ(回旋筋腱板)」**と呼ばれる4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の働きです!
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役割は?: 腕を前後、左右、そして回旋と、あらゆる方向に動かすことを可能にします。
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整体ポイント: 動きやすい反面、非常に不安定なため、脱臼を起こしやすい関節の代表格です。また、加齢や使いすぎによって、ローテーターカフが損傷したり(腱板損傷)、関節包や周囲の組織が炎症を起こして硬くなり、痛みと可動域制限が生じる**「四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)」**になったりと、トラブルが非常に多い関節です。整体では、この肩関節の動きを改善したり、安定性を高めたりするために、周囲の筋肉へのアプローチや運動療法が非常に重要となります。
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(おまけ:肩甲骨の固有靭帯) 肩甲骨自体にも、烏口突起と肩峰を結ぶ烏口肩峰靭帯(これが硬くなると肩のインピンジメント(挟み込み)の原因になることも)や、肩甲骨の切れ込み(肩甲切痕)の上を通る神経(肩甲上神経)などを保護する上・下肩甲横靭帯といった、固有の靭帯が存在します。

肘周りの連結:曲げ伸ばしと”ひねり”を可能にする複合的な関節!
次に、肘の関節を見ていきましょう。肘関節は、実は3つの小さな関節が一つの袋(関節包)に収まっている**「複関節」**なのです!
肘関節(ちゅうかんせつ)を構成する3つの関節

- 腕尺関節(わんしゃくかんせつ):肘の曲げ伸ばしの”主役”!
- 上腕骨の下端にある**滑車(かっしゃ)のような部分(上腕骨滑車)と、尺骨(前腕の小指側の骨)の上端にあるレンチの口のような形のくぼみ(滑車切痕)との間の関節です。ドアの蝶番(ちょうばん)のような構造(蝶番関節)で、主に肘の曲げ伸ばし(屈曲・伸展)**運動を行います。
- 腕橈関節(わんとうかんせつ):曲げ伸ばしと”ひねり”の補助!
- 上腕骨の下端にある小さなボール状の部分(上腕骨小頭)と、橈骨(前腕の親指側の骨)の上端にある**お皿のようなくぼみ(橈骨頭)**との間の関節です。形状は球関節に近いですが、動きは腕尺関節と連動しており、肘の曲げ伸ばしと、**前腕の回旋(ひねり)**の両方に関与します。
- 上橈尺関節(じょうとうしゃくかんせつ):前腕を”ひねる”ための回転軸!
- 尺骨の上端にある小さなくぼみ(橈骨切痕)と、橈骨頭の側面(関節環状面)との間の関節です。コマの軸のように、橈骨頭がこの関節で回転することで、**前腕の回内・回外(手のひらを下に向けたり、上に向けたりするひねり運動)**が可能になります(車軸関節)。
肘関節を支える靭帯たち
これらの3つの関節は、一つの関節包に包まれ、さらに横方向へのブレを防ぐために、強力な**側副靭帯(そくふくじんたい)**で左右から補強されています。

- 内側側副靭帯: 肘の内側を補強。野球の投球動作などで負担がかかりやすく、損傷することもあります(野球肘の一部)。
- 外側側副靭帯: 肘の外側を補強。
- 橈骨輪状靭帯(とうこつりんじょうじんたい): 橈骨頭の周りを輪っかのように取り囲んでいる靭帯。橈骨頭が尺骨から外れないように保持しています。(小さな子供が腕を強く引っ張られた際に、橈骨頭がこの輪状靭帯から少し抜けかかるのが「肘内障(ちゅうないしょう)」、いわゆる肘抜けです。)
橈尺連結(とうしゃくれんけつ):前腕の2本の骨を繋ぐ!

前腕の橈骨と尺骨は、肘側(上橈尺関節)と手首側(下橈尺関節:尺骨頭と橈骨の尺骨切痕の間の関節、これも車軸関節)の2箇所で関節を作っています。 さらに、この2本の骨の間(骨体部)には、**「前腕骨間膜(ぜんわんこっかんまく)」**という非常に丈夫な膜状の靭帯が張られており、骨同士を強力に結びつけています。 この上下の関節と骨間膜による連結のおかげで、橈骨は尺骨を軸として安定して回転することができ、私たちは手首を自在にひねることができるのです!
まとめ:上肢の連結は、自由な動きと安定性の絶妙なバランス!
今回は、肩から肘、前腕にかけての上肢の骨が、どのように関節や靭帯で連結されているのかを探検しました。
- 肩周りは、胸鎖関節、肩鎖関節、そして**肩関節(肩甲上腕関節)**という3つの主要な関節によって、腕が体幹に繋がれています。
- 肩関節は人体で最も可動域が広い球関節ですが、その分不安定であり、ローテーターカフ(筋肉)や靭帯、関節唇による安定化が重要です。四十肩・五十肩や脱臼などのトラブルも多い部位です。
- 肘関節は、腕尺関節(蝶番)、腕橈関節(球状)、上橈尺関節(車軸)という3つの関節が集まった複関節であり、安定した曲げ伸ばしと前腕の回旋を可能にしています。強力な側副靭帯などで補強されています。
- 前腕の橈骨と尺骨は、上下の橈尺関節と骨間膜によって連結され、**回内・回外(ひねり)**運動を可能にします。
- これらの精巧な連結構造と、それを支える靭帯、そして動かす筋肉が連携することで、私たちは腕を自由に、そして力強く使うことができます。
- 整体師は、これらの関節や靭帯の構造と機能を正確に理解し、可動性の低下や不安定性、関連する筋肉のアンバランスなどを評価し、肩こり、四十肩・五十肩、脱臼後のリハビリ、肘痛、腕の動きの制限といった様々な上肢のトラブルに対して、的確なアプローチを行うことが重要です!
腕や肩の動きの仕組みを知ると、その精巧さに驚かされますね!
埼玉整体師養成学校では、肩関節や肘関節のような複雑な関節についても、その詳細な構造(骨、軟骨、関節包、靭帯、関節円板・半月など)、動きのメカニズム(運動学、バイオメカニクス)、そして四十肩・五十肩や脱臼、腱板損傷、テニス肘・ゴルフ肘といった臨床で頻繁に遭遇する症状の原因と、それに対する効果的な評価法・アプローチ法(関節モビライゼーション、筋膜リリース、ストレッチ、安定化エクササイズ、テーピングなど)を、基礎から応用まで、深く、そして徹底的に学ぶことができます。「肩や肘の痛みならお任せください!」と自信を持って言える整体師を、当校で目指しませんか?
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