【埼玉県・さいたま市でおすすめの整体スクール】
肩こりの鍵は”天使の羽”!?
『肩甲骨&鎖骨』入門
姿勢と腕の動きの土台!
こんにちは!埼玉整体師養成学校です!(2025年5月1日現在)皆さんは、肩こりに悩まされたことはありませんか? 日本人の多くが抱えるこの悩み、実は肩周りの筋肉だけでなく、その土台となる**「骨」、特に『肩甲骨(けんこうこつ)』と『鎖骨(さこつ)』**の状態が深く関わっているんです!
肩甲骨は、背中にある大きな逆三角形の骨で、まるで「天使の羽」のようにも見えます。そして鎖骨は、首元で横に伸びる一本の骨。この二つの骨は、腕の骨(上腕骨)と連結し、「肩複合体」と呼ばれる複雑な構造を作って、私たちが腕を自由に、そして力強く動かすための重要な土台となっています。 今回は、この肩周りの主役である肩甲骨と鎖骨について、その形や名前、役割、そして肩こりや姿勢との関係を、整体師を目指す初心者の方や、ご自身の体に興味のある一般の方にも分かりやすく探検していきましょう!埼玉県、さいたま市で整体を学び始めた方、必見です!
肩甲骨(けんこうこつ):背中に浮かぶ”天使の羽”?
まずは、背中にある大きな骨、肩甲骨から見ていきましょう!
- どこにある?どんな形? 背中の上方、左右に1枚ずつある、大きな逆三角形をした平たい骨です。後ろから見ると、その形から「天使の羽」に例えられることもありますね。
- 最大の特徴は「浮いている」こと!? 肩甲骨の非常にユニークな点は、背骨(脊柱)や肋骨と直接的な関節を作っていないことです!まるで背中の上に**「浮いている」**ような状態で、たくさんの筋肉(僧帽筋、菱形筋、前鋸筋、肩甲挙筋など)によって絶妙なバランスで支えられ、位置を保っています。この「浮いている」構造のおかげで、私たちの腕は非常に広く、自由な範囲に動かすことができるのです!しかし、逆に言えば、周りの筋肉の状態が悪くなると、肩甲骨の位置がずれたり動きが悪くなったりしやすく、それが肩こりや姿勢の崩れに直結します。
- 主要な部位(ランドマーク)を探してみよう! 肩甲骨には、筋肉が付着したり、他の骨と関節を作ったりするための、特徴的な目印(ランドマーク)がたくさんあります。
- 内側縁(ないそくえん): 背骨に近い方の、縦にまっすぐな縁(へり)。肩甲骨を背骨に寄せる(内転させる)動きをすると分かりやすいです。ここには菱形筋などが付着します。
- 外側縁(がいそくえん): 脇の下に近い方の、やや厚みのある縁。ここには小円筋や大円筋(肩を回す筋肉)などが付着します。
- 上角(じょうかく)/ 下角(かかく): 逆三角形の上の角と、一番下の尖った角。特に下角は、肩甲骨の動き(上方回旋・下方回旋)を見る上で重要な目印になります。肩甲挙筋(肩こりの原因筋として有名!)は上角あたりに付着します。
- 肩甲棘(けんこうきょく): 肩甲骨の背中側の面(背側面)を、内側から外側に向かって横切るように走っている、硬くて大きな骨の「とげ(棘)」。これは背中の表面からでも非常に触りやすい、重要なランドマークです!
- 棘上窩(きょくじょうか)/ 棘下窩(きょくかか): 肩甲棘という「とげ」の、上にあるくぼみが「棘上窩」、下にある広いくぼみが「棘下窩」です。「窩(か)」とはくぼみのこと。それぞれに棘上筋、棘下筋という、肩関節を安定させる重要な筋肉(ローテーターカフの一部)が収まっています。
- 肩峰(けんぽう): 肩甲棘が外側に伸びていった先端部分で、肩の**一番外側(てっぺん)で触れることができる、平たくて大きな骨の張り出しです。ここが鎖骨の外側の端(肩峰端)と関節(肩鎖関節)**を作ります。
- 関節窩(かんせつか): 肩甲骨の外側角(外側の角)にある、浅いお皿のようなくぼみです。ここに**腕の骨(上腕骨)の丸い頭(上腕骨頭)がはまり込み、非常に可動域の大きな肩関節(肩甲上腕関節)**を形成します。ただし、受け皿が浅いため、脱臼しやすい関節でもあります。
- 烏口突起(うこうとっき): 肩の前方、鎖骨の下あたりを指で探っていくと、コリッとした骨の突起が触れるかもしれません。これがカラスのくちばし(烏口)のような形をした烏口突起です。ここからは上腕二頭筋(力こぶの筋肉)の短頭や、烏口腕筋、そして胸の深層にある小胸筋といった重要な筋肉が始まっています。
- 肩甲下窩(けんこうかか): 肩甲骨の前面、つまり肋骨に接している側の面にある広いくぼみです。ここには肩甲下筋という、これも肩関節を安定させるローテーターカフの筋肉が収まっています。(体の外からは触れません)
- 触ってみよう! 肩甲骨の内側縁や下角は、背中に手を回したり、腕を上げ下げしたりすると動きが分かりやすいです。肩甲棘や肩峰は、肩の上から後ろにかけて触れることができます。烏口突起は鎖骨の下あたりを少し探ってみてください。自分の肩甲骨がどんな形をして、どう動くのか感じてみましょう!
鎖骨(さこつ):首元を飾る”S字カーブ”の骨!
次に、首の付け根にある鎖骨を見ていきましょう!
- どこにある?どんな形? 首の付け根、体の前面で左右に横方向に伸びている、1本の長い骨です。左右に1本ずつあります。「鎖」という字が使われていますが、形状はまっすぐではなく、上から見ると緩やかな「S」字状にカーブしているのが特徴です(内側が前に凸、外側が後ろに凸)。
- 役割は? 肩甲骨と、体の中心にある胸骨(胸の骨)とを繋ぎ、腕を体幹に連結させる唯一の骨の支柱としての重要な役割を果たしています。腕を動かす際の土台となり、また、腕や肩にかかった衝撃を体幹に伝え、分散させる役割も持っています。
- 主要な部位と関節:
- 胸骨端(きょうこつたん): 鎖骨の内側の端で、やや太くなっています。胸の真ん中の骨である胸骨と関節(胸鎖関節)を作ります。腕を上げたり回したりする際には、この胸鎖関節が起点となって動く、非常に重要な関節です。
- 肩峰端(けんぽうたん): 鎖骨の外側の端で、平たくなっています。肩甲骨の肩峰と関節(肩鎖関節)を作ります。
- 鎖骨には、首の横の胸鎖乳突筋、胸の大きな大胸筋、背中上部の僧帽筋などが付着しています。
- 臨床的なポイント:
- 鎖骨は皮膚のすぐ下にあるため、転倒したり、肩を強く打ったりした際に骨折しやすい骨の一つとして知られています。特にスポーツをしているお子さんや、交通事故などで見られます。
- 肩鎖関節も、ラグビーや柔道などのコンタクトスポーツや、転倒などで肩を打った際に脱臼しやすい関節です。脱臼すると、鎖骨の肩峰端が上に飛び出して見えることがあります。
- 鎖骨と肩甲骨(特に烏口突起や肩峰)は、烏口鎖骨靭帯や肩鎖靭帯といった多くの強力な靭帯で結ばれており、肩周りの安定性を高めています。
- 触ってみよう! 首の付け根の前面を触れば、すぐに左右に横たわる硬い鎖骨が見つかりますね。指でなぞってS字のカーブを確認したり、内側の胸骨との関節(胸鎖関節)、外側の肩峰との関節(肩鎖関節)の位置を探ってみたりしましょう。腕を動かすと、鎖骨も一緒に動くのが感じられるはずです。
【コラム】骨のデコボコには意味がある!解剖学用語ミニ解説
解剖学の本を見ると、「結節」「隆起」「粗面」「突起」「棘」「顆」「稜」「窩」「切痕」「裂」「孔」「溝」「管」…など、骨の部位を表す難しい漢字がたくさん出てきますよね。でも、これらは基本的に骨の**「デコボコ」**を表しているんです!
- 出っ張っている部分(隆起・突起・棘・顆・結節・稜など): これらは主に**筋肉や靭帯が付着するための「取っ手」**のような役割をしています。筋肉が骨を引っ張る力を効率よく伝えるために、少し出っ張ったり、ザラザラしたり(粗面)しているのです。
- へこんでいる部分(窩・切痕・溝など): これらは、他の骨と関節を作るための受け皿になったり、筋肉が収まるスペースになったり、あるいは**神経や血管が通るための溝やトンネル(孔・管・裂)**になったりしています。
このように、骨のデコボコには全て意味があります。その意味を知ると、筋肉の付着部や神経・血管の通り道がイメージしやすくなり、解剖学の勉強がもっと面白くなりますよ!
まとめ:肩甲骨と鎖骨は腕の動きと姿勢の要!
今回は、肩周りの重要な骨、「肩甲骨」と「鎖骨」について探検しました。
- 肩甲骨は背中に浮いた逆三角形の骨。多くの筋肉が付着し、腕の自由な動きを可能にする土台。
- 鎖骨は首元にあるS字カーブの骨。肩甲骨と胸骨を繋ぎ、腕を体幹に連結する支柱。
- 肩甲骨の肩甲棘、肩峰、烏口突起や、鎖骨の胸骨端、肩峰端などは重要なランドマーク。
- 肩甲骨と鎖骨、そして腕の骨(上腕骨)で作られる肩複合体(肩関節、肩鎖関節、胸鎖関節など)の協調した動きが、スムーズで力強い腕の動きを生み出す。
- これらの骨の位置や動きが悪くなると、肩こりや四十肩・五十肩、姿勢の崩れ(猫背、巻き肩)などに繋がる。
- 整体師は、肩甲骨や鎖骨のアライメント(位置関係)や可動性を評価し、関連する筋肉へのアプローチや運動指導を行うことで、肩周りの不調改善を目指す。
肩甲骨や鎖骨の状態は、見た目の姿勢だけでなく、腕の使いやすさ、そして肩こりの有無に直結します。ご自身の「天使の羽」や「S字の骨」にも、ぜひ意識を向けてみてくださいね!
埼玉整体師養成学校では、肩周りのように複雑な構造を持つ部位についても、骨、関節、筋肉、靭帯、そしてそれらの連携した動き(機能解剖)まで、初心者の方でも基礎から体系的に、そして深く学ぶことができます。「なぜ肩が凝るのか?」「どうすれば腕がスムーズに上がるのか?」その答えを、解剖学に基づいた確かな知識と実践的な技術を通して見つけ出せるようになります。
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