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長掌筋-筋肉の解剖学

【埼玉県・さいたま市で整体師の資格を取得!】「ある人」「ない人」がいる筋肉?『長掌筋』解剖学 – 手首の腱とゴルフ肘

こんにちは!埼玉整体師養成学校です。

前腕の前面にある筋肉として、橈側手根屈筋などの解説をしてきました。今回は、その隣に位置する、少し変わった筋肉、**『長掌筋(ちょうしょうきん)』**について解説します。

長掌筋は、肘の内側から手首にかけて伸びる筋肉ですが、実は生まれつきこの筋肉がない人もいます(約14%と言われています)。手首を曲げると、手首の中央に一番目立つ腱として現れることがあります。この筋肉の状態が、「ゴルフ肘」と呼ばれる肘の内側の痛みや、手首の痛みに関わることがあります。

埼玉県、そしてさいたま市で、お客様の様々な体の不調、特に肘や手首の痛み、腕の不調に対応できる整体師を目指すなら、長掌筋のような、知っていると役立つ筋肉の知識も重要です。整体のプロへの道を、私たち埼玉整体師養成学校で学びましょう。学校スクール選びでお悩みの方にもおすすめです。

長掌筋って、どこにあるの?

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長掌筋は、前腕の前面、ちょうど真ん中あたりを走る筋肉です。橈側手根屈筋と尺側手根屈筋(次回解説予定)の間に位置します。筋肉自体は小さく、長く細い腱が特徴です。

前腕の上の方で始まり、筋肉はすぐに細い腱となり、手首の真ん中を通って手のひらへと伸びています。手首を曲げて親指と小指をくっつけるように力を入れると、手首の中央にこの腱が浮き出てくるのを確認できます。この腱が見えない人は、長掌筋がない可能性が高いです。

長掌筋のキホン解剖学

長掌筋は、他の屈筋に比べて力は弱いですが、手首の屈曲を補助する働きをします。

  • 機能(どんな働きをするの?) 長掌筋の主な働きは、**手首を手のひら側に曲げる(屈曲)**ことです。ただし、他の屈筋(橈側手根屈筋や尺側手根屈筋など)に比べると、その力はわずかです。手首を曲げる動作全般を補助する筋肉と言えます。

    また、わずかですが、肘を曲げる(肘関節の屈曲)動きも助けます。

  • 起始(体のどこから始まるの?)

    • **上腕骨(腕の骨)の、肘の内側にある出っ張り「内側上顆(ないそくじょうか)」**から始まります。ここは、手首や指を曲げる多くの筋肉(屈筋群)が共通して始まる場所、「共通屈筋腱」の一部です。
  • 停止(体のどこにくっついているの? – ここが動く!)

    • 筋肉自体は前腕の上の方で終わりますが、細い腱となって手首を通り、手のひらの強固な膜である**「手掌腱膜(しゅしょうけんまく)」**に付着します。手掌腱膜は、さらに指の付け根あたり(第2~5中手骨の底)にも広がります。

【ここがポイント!】 長掌筋は、手首の屈曲を補助する筋肉で、他の屈筋と共通の内側上顆から始まります。特徴は、その長い腱が手首で目立つことと、個人差があり、存在しない人もいることです。

なぜ長掌筋の知識が整体師にとって重要なのでしょうか?

長掌筋は他の屈筋に比べて力は弱いですが、肘の「内側」の痛み(ゴルフ肘)や、手首の痛みに関わることがあります。また、その腱は手根管症候群との関連で言及されることもあります。

  • 肘の内側の痛み(ゴルフ肘): 橈側手根屈筋などと同様に、肘の内側にある内側上顆から始まるため、繰り返し手首を曲げる動作などで負担がかかると、**内側上顆周辺の痛み(ゴルフ肘)**の原因となることがあります。長掌筋単独というよりは、内側上顆から始まる他の屈筋群(円回内筋、栂側手根屈筋、尺側手根屈筋、浅指屈筋など)と合わせて問題となることが多いです。
  • 手首の痛み: 長掌筋の腱は手首の中央を通り、非常に表層にあるため、使い過ぎや摩擦によって腱自体に炎症を起こし、手首の前面中央に痛みが生じることがあります。手首を曲げた際や、手首の腱を直接押した際に痛みがある場合、この筋肉が関与している可能性があります。
  • 手根管症候群との関連: 長掌筋の腱は、手首の屈筋腱や正中神経が通る「手根管」のすぐ「上」(手掌腱膜側)に位置します。腱自体は手根管の中を通りませんが、長掌筋が硬くなったり腱が腫れたりすることで、間接的に手根管内の圧力に影響を与えたり、近くを通る正中神経に影響を与えたりする可能性が指摘されることもあります(ただし、直接的な圧迫の原因としては、手根管内を通る他の屈筋腱や靭帯の方が重要視されます)。手首の前面の不調を評価する際に、長掌筋の腱の状態を確認することは重要です。

整体では、お客様の肘の内側の痛み、手首の痛み、前腕の凝りなどを評価する際に、長掌筋の腱の存在を確認し、内側上顆部や腱の部分に圧痛がないかを丁寧に触察します。手首の屈曲に抵抗を加えた際の痛みの出方なども確認し、長掌筋が不調に関与しているかを見極めます。

埼玉県で整体師を目指すなら、細かな知識も積み重ねる!

埼玉県で、そしてさいたま市で、お客様の肘や手首の痛み、腕の不調に対して的確に対応できる整体師を目指すなら、長掌筋のような、小さくても知っていると役立つ筋肉の知識も重要です。

埼玉整体師養成学校は、体の表層から深層まで、骨格や筋肉、そして関節の仕組みを体系的に学び、痛みの原因を特定しアプローチできるプロの技術を習得できるおすすめスクールです。長掌筋のような、ゴルフ肘や手首の痛みに深く関わる可能性のある筋肉への触察(手で触って筋肉の状態を感じ取る技術)や、評価法、施術法も実践を通して習得可能です。

安い学費で、短期間、最短2ヶ月で資格取得を目指せるカリキュラムもご用意。整体の専門家への第一歩を、ぜひ当校で踏み出しましょう。見学や個別相談も歓迎しています。

まとめ

今回は、手首の屈曲を補助する長掌筋について解説しました。

  • 長掌筋は前腕の前面中央にある小さな筋肉で、生まれつき存在しない人もいる。
  • 上腕骨内側上顆から始まり、手首を通り手掌腱膜に停止する、長い腱が特徴。
  • 主な機能は手首の屈曲の補助。
  • 肘の内側の痛み**「ゴルフ肘」**の原因となる筋肉の一つ。
  • 手首の前面の痛み(腱炎)や、手根管症候群との関連で言及されることもある。

長掌筋は、他の屈筋に比べて力は弱いですが、肘の内側の痛み「ゴルフ肘」や手首の痛みに関わることがある筋肉です。手首で一番目立つ腱であり、その存在の有無や状態を確認することは、肘や手首の不調を評価する上で役立ちます。

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