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骨盤の関節

【埼玉県・さいたま市でおすすめの整体スクール】

骨盤の”つなぎ目”はガチガチ?
『下肢帯の連結』入門
仙腸関節・恥骨結合と腰痛の秘密!

こんにちは!埼玉整体師養成学校です!(2025年5月2日現在)前回は全身の骨格を概観しましたが、今回はその中でも体の「土台」として非常に重要な**『骨盤(こつばん)』、専門的には「下肢帯(かしたい)」**と呼ばれる部分が、どのようにして形作られ、連結されているのか、その「つなぎ目」の秘密に迫ります!

骨盤は、左右一対の大きな寛骨(かんこつ)、後ろの真ん中にある仙骨(せんこつ)、そして一番下の尾骨(びこつ)という骨が組み合わさってできています。上半身の重みを支え、下半身へと力を伝え、さらに大切な内臓を守るという重要な役割を担うため、骨盤の連結は肩周り(上肢帯)と比べて非常に強固に作られています。 主な連結部としては、①寛骨を構成する3つの骨(腸骨・坐骨・恥骨)同士の結合、②骨盤の後ろ側にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)、③骨盤の前側にある恥骨結合(ちこつけつごう)の3つが挙げられます。 これらの連結部の多くは、肩関節や股関節のように大きく動くことはありません。しかし、そのわずかな動きや位置関係の異常が、実は腰痛(特に仙腸関節由来の痛みは多い!)、骨盤の歪み坐骨神経痛、あるいは産後のトラブルなどに深く関わっていることが多く、整体師にとっては非常に重要な評価・アプローチポイントとなるのです!

埼玉県、そしてさいたま市で、お客様の頑固な腰痛骨盤の歪み坐骨神経痛に根本からアプローチできる整体師を目指すなら、この骨盤の連結構造と、それを支える靭帯(じんたい)への深い理解が不可欠です!当校は安い学費で短期最短2ヶ月も可能!)での整体 資格取得を応援!夜間コースで働きながら資格取得も可能です。整体 スクール整体 学校選びでお悩みの方、ぜひこの記事で骨盤の”つなぎ目”の重要性を学んでください!

寛骨(かんこつ)内の連結:3つの骨が大人になるとガッチリ一つに!

まず、骨盤の左右の大きな骨である「寛骨」は、もともと腸骨・坐骨・恥骨という3つの骨が軟骨でくっついていて、成長と共に(だいたい思春期を過ぎる頃に)完全に骨で結合し、一つの強固な骨になります。これを**寛骨骨結合(かんこつこつけつごう)**と言います。

また、寛骨に関連する重要な構造物として以下があります。

  • 鼠径靭帯(そけいじんたい): 骨盤の一部ではありませんが、骨盤の前上部の出っ張り(上前腸骨棘)と恥骨(恥骨結節)を結ぶ丈夫な靭帯です。この靭帯の下には隙間があり、脚へ行く大きな筋肉(腸腰筋)、血管(大腿動静脈)、神経(大腿神経)が通る重要なトンネルになっています。
  • 閉鎖膜(へいさまく): 骨盤の下の方にある大きな穴「閉鎖孔(へいさこう)」の大部分を塞いでいる丈夫な膜です。ここにも一部に隙間(閉鎖管)があり、閉鎖神経や血管が通ります。股関節を動かす内閉鎖筋外閉鎖筋は、この膜や穴の周りから始まります。

仙腸関節(せんちょうかんせつ):動きは小さいが、腰痛との関連大!

骨盤の連結で、臨床上最も重要視されるのがこの仙腸関節です!

  • どこ?: 骨盤の後ろ側で、真ん中にある仙骨の側面(耳状面)と、左右の腸骨の内側面(耳状面)とが連結している部分です。左右に1つずつあります。腰の少し下、お尻の割れ目のすぐ上あたりに位置します。
  • どんな関節?: 関節面は線維軟骨で覆われ、関節の隙間(関節腔)は非常に狭く、動きはほんの数ミリ、数度程度しかない**「半関節(または不動関節)」**に分類されます。
  • 役割は?: 動きは小さいですが、上半身からの体重を仙骨から寛骨へ、そして脚へと伝えるための重要な荷重伝達の役割と、歩行時などの衝撃を吸収する衝撃吸収の役割、そして骨盤全体の安定性を保つ役割を担っています。
  • 強靭な靭帯群でガッチリ補強!: 動きが小さい分、非常に多くの強力な靭帯によって、まるで「強力な補強テープ」で固められるようにガッチリと補強されています!

    • 前仙腸靭帯(前面)
    • 後仙腸靭帯(短・長)(後面、特に強力!)
    • 骨間仙腸靭帯(関節面のすぐ後ろ、最も強力!)
    • 腸腰靭帯(腰椎と腸骨を結び、上から補強)
    • 仙結節靭帯(仙骨・尾骨と坐骨結節を結ぶ、後下方からの強力な支え)
    • 仙棘靭帯(仙骨・尾骨と坐骨棘を結ぶ)
  • 坐骨神経との関係(大坐骨孔・梨状筋下孔): 特に重要なのが、仙結節靭帯仙棘靭帯の存在です。これらの靭帯が骨盤の切れ込み(大坐骨切痕、小坐骨切痕)をトンネル(大坐骨孔、小坐骨孔)に変えます。そして、この大坐骨孔の中を梨状筋という筋肉が通り、その下(梨状筋下孔)を、あの太い坐骨神経が通り抜けていくのです!そのため、仙腸関節周りの靭帯の緊張や、梨状筋の緊張が、**坐骨神経痛(梨状筋症候群)**を引き起こす大きな原因となりうるのです!

  • 整体ポイント: この仙腸関節のわずかなズレ(機能障害、仙腸関節炎)や、周囲の靭帯・筋肉(梨状筋、殿筋、腰方形筋など)の過緊張が、腰痛(特に骨盤周りやお尻の上部の痛み、片側だけの痛み)、股関節痛、そして坐骨神経痛(お尻から足への痛み・しびれ)の非常に一般的な原因となります。整体では、この仙腸関節の評価(動きのテスト、圧痛の確認など)と、その調整や周辺組織へのアプローチが、腰痛治療において極めて重要視されます。

恥骨結合(ちこつけつごう):骨盤の前を繋ぐ、わずかに動く結合部!

  • どこ?: 骨盤の前面中央で、左右の恥骨同士が連結している部分です。
  • どんな結合?: 左右の恥骨の結合面は薄い硝子軟骨で覆われ、その間に**「恥骨間円板」**という線維軟骨のクッションが挟まっています。これは「線維軟骨結合」というタイプで、動きは非常に小さいです。
  • 役割は?: 骨盤の輪っか(骨盤輪)の前方部分を閉じ、安定させる役割があります。
  • 靭帯: 上側を上恥骨靭帯、下側を恥骨弓靭帯が補強しています。
  • 整体ポイント: 通常はほとんど動きませんが、妊娠中や出産時には、リラキシンというホルモンの影響で靭帯や軟骨が緩み、恥骨結合がわずかに開くことで、赤ちゃんが産道を通りやすくなります。この変化が原因で、産後に恥骨結合部に痛みが出たり(恥骨結合離開・疼痛)、骨盤が不安定になったりすることがあり、産後の骨盤ケアにおいて重要な部位となります。また、サッカー選手など股関節周りを酷使するスポーツ選手では、この部分に炎症が起こり、**鼠径部痛(グロインペイン)**の原因となることもあります。

まとめ:骨盤の連結は、安定性と機能性の基盤!

今回は、体の土台である骨盤が、どのようにしてその形を保ち、機能を果たしているのか、「連結」という視点から探ってみました。

  • 骨盤は、寛骨内の骨結合仙腸関節(半関節)、恥骨結合(線維軟骨結合)という、主に動きの少ない強固な連結によって、安定した土台を形成しています。
  • 鼠径靭帯閉鎖膜は、筋肉や重要な神経・血管の通り道に関わります。
  • 仙腸関節は動きこそ小さいものの、多数の強力な靭帯(仙腸靭帯、腸腰靭帯、仙結節靭帯、仙棘靭帯など)によって支えられ、体重伝達や衝撃吸収に重要な役割を果たし、腰痛坐骨神経痛(梨状筋下孔との関連)と深く関わる、整体で極めて重要な関節です!
  • 恥骨結合は通常動きませんが、妊娠・出産やスポーツで問題が起こることがあり、産後ケアや鼠径部痛で重要となります。
  • 整体師は、これらの骨盤の連結構造(関節、靭帯)と、それらが腰痛姿勢股関節機能、神経症状産後の問題などにどのように関わっているのかを深く理解し、的確な評価とアプローチを行うことが重要です!

骨盤の連結部のわずかな異常が、全身の不調につながることも少なくありません。ご自身の骨盤の状態にも、ぜひ意識を向けてみてください。


埼玉整体師養成学校では、体の土台である「骨盤」について、その複雑な骨格構造、仙腸関節恥骨結合といった特殊な連結、そしてそれを支える多数の靭帯や関連する筋肉(腰方形筋、殿筋群、腸腰筋、骨盤底筋群など)について、解剖学・運動学・バイオメカニクスに基づいて、初心者の方でも基礎から深く、そして臨床応用まで見据えて学ぶことができます。「腰痛のスペシャリスト」「骨盤ケアの専門家」として活躍するために不可欠な知識と技術を、当校で身につけませんか?

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