【埼玉・さいたま市で整体師の資格を取得!】
肩の痛みの原因?
『棘上筋』の解剖学
肩のインナーマッスルの代表格
こんにちは!埼玉整体師養成学校です。
前回は、肩の丸みを作り、腕を様々な方向に動かす主役「三角筋」について学びました。三角筋は体の表面にある筋肉(アウターマッスル)ですが、肩の関節の動きや安定には、その奥深くにある**「インナーマッスル(深層筋)」**の働きが非常に重要になります。
肩関節の周りには、いくつか重要なインナーマッスルがありますが、その中でも特に重要で、そして残念ながら肩の痛みの原因として最も頻繁に挙げられるのが、今回ご紹介する**『棘上筋(きょくじょうきん)』**です。
「肩を上げると痛い」「肩が引っかかる感じがする」といった経験がある方は、この棘上筋が関係しているかもしれません。
埼玉やさいたま市で、お客様の肩の痛みを和らげ、動きを改善できる整体師を目指すなら、この棘上筋の知識は避けて通れません。私たち埼玉整体師養成学校で、実践に役立つ解剖学を学びましょう。
棘上筋って、どこにあるの?
棘上筋は、肩甲骨の背中側、肩甲棘(けんこうきょく)という骨の尾根の「上」にある「棘上窩(きょくじょうか)」というくぼみに収まっている筋肉です。
この筋肉から伸びる腱は、肩のてっぺんにある骨(肩峰)の下にある狭いスペースをくぐって、上腕骨(腕の骨)に付着します。三角筋のさらに奥深くにある、比較的小さな筋肉です。肩関節のインナーマッスルを総称して**「回旋筋腱板(ローテーターカフ)」**と呼びますが、棘上筋はその回旋筋腱板を構成する4つの筋肉の一つです。
棘上筋のキホン解剖学
棘上筋の主な働きは二つあります。
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機能(どんな働きをするの?)
- 肩関節外転の補助: 腕を体の真横に持ち上げる動き(外転)を、三角筋と協力して行います。特に、腕を上げ始める最初の角度(外転0°から約20°まで)で強く働くとされています。腕の「スタート」を助けるイメージです。
- 上腕骨頭を関節窩に引き寄せて安定させる: 肩関節は、上腕骨の丸い頭と肩甲骨の浅いくぼみ(関節窩)でできており、構造上非常に不安定な関節です。棘上筋を含む回旋筋腱板の筋肉は、この上腕骨頭を肩甲骨の関節窩に引き寄せるように働くことで、関節がグラつかないように安定させる重要な役割を担っています。例えるなら、肩関節という不安定なゴルフボールを、地面のティー(関節窩)の上に固定しておくための「ゴムバンド」のような働きです。
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起始(体のどこから始まるの?)
- 肩甲骨の、肩甲棘より上にあるくぼみ(棘上窩)から始まります。
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停止(体のどこにくっついているの? – ここが動く!)
- 上腕骨(腕の骨)の、体の外側にある大きな出っ張り(大結節)の一番上に付着しています。
【ここがポイント!】 棘上筋は、腕を「上げ始める」際に重要であること、そして肩関節の「安定性」に不可欠であること、この二つが大きな特徴です。
なぜ棘上筋の知識が整体師にとって特に重要なのでしょうか?
それは、棘上筋が肩の痛みの原因として最も頻繁に挙げられる筋肉の一つだからです。
先ほど触れたように、棘上筋の腱は、肩を動かすたびに、肩峰という骨の下にある狭いスペース(肩峰下腔)を通過します。このスペースは通常でもあまり広くありません。もし肩甲骨の動きが悪かったり、使い過ぎで腱が腫れたりすると、このスペースがさらに狭くなり、腕を上げる動作の際に棘上筋の腱が骨や靭帯に挟み込まれて痛みが生じます。これが**「インピンジメント症候群」**と呼ばれる状態です。
インピンジメントが続いたり、急に大きな力がかかったり、加齢による腱の変性が進んだりすると、棘上筋の腱が部分的に、あるいは完全に切れてしまう**「腱板断裂」**に至ることもあります。
整体では、お客様の痛みの場所や、どんな動き(特に腕を横や前に上げる動き)で痛むのかを丁寧に評価することで、棘上筋の問題を見つけ出すことが、肩の痛みを改善するための重要なステップとなります。棘上筋だけでなく、三角筋や他の回旋筋腱板筋、肩甲骨周囲筋との連携(例えば肩甲骨の動きが悪いと肩峰下腔が狭くなりやすい)も見ていく必要があります。
埼玉で整体師を目指すなら、肩関節への深いアプローチを学ぼう!
埼玉で、そしてさいたま市で、お客様の肩の痛みに寄り添い、痛みの原因を見つけ出し、適切なアプローチができる整体師を目指すなら、棘上筋を含む肩関節の解剖学と機能障害への理解は必須です。
埼玉整体師養成学校では、肩関節のような複雑な部位についても、解剖学、運動学、そして痛みや機能障害といった病態までを体系的に学びます。教科書知識だけでなく、評価法や施術法といった実践的なスキルを、経験豊富な講師陣から直接指導を受けられます。
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まとめ
今回は、肩のインナーマッスルの代表格、棘上筋について解説しました。
- 棘上筋は肩甲骨の棘上窩から始まり、上腕骨の大結節上端に停止する、比較的小さな深層筋。
- 主な機能は肩関節外転の補助(特に動き始め)と、肩関節の安定化。
- 肩のインナーマッスル「回旋筋腱板」の一つ。
- 腱が骨の下を通りやすく、インピンジメント症候群や腱板断裂など、肩の痛みの原因として非常に関わることが多い。
棘上筋は小さくても、肩の安定性や動き出しに非常に重要であり、痛みの原因となりやすい筋肉です。整体では、表面的な筋肉だけでなく、こうしたインナーマッスルへの理解と評価・アプローチが、より専門性の高い施術には欠かせません。
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