LINE メール

頭の骨①(脳頭蓋)

【埼玉県・さいたま市で整体学ぶ】あなたの”頭の形”を作っている骨は?『頭蓋骨』入門編! – 脳を守るヘルメットの秘密

こんにちは!埼玉整体師養成学校です!(2025年5月1日現在)皆さんは、「頭の骨」と聞くと、どんな形を思い浮かべますか? 実は、私たちの頭を守っている頭蓋骨(とうがいこつ)は、一つの大きな骨ではなく、なんと15種類23個もの骨が、まるで複雑なパズルのように組み合わさってできているんです!(※下顎骨と舌骨を除く)

頭蓋骨の主な役割は、とっても大切な脳を衝撃から守ること。まさに、私たちの体にもともと備わっている、頑丈なヘルメットのような存在です。そして同時に、目や鼻、口などが収まる顔の土台を作り、私たちが生きる上で欠かせない様々な機能(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、呼吸する、食べる、話すなど)を支えています。 頭蓋骨は大きく分けて、脳を直接覆っている**「脳頭蓋(のうとうがい)」と、顔面を形作っている「顔面頭蓋(がんめんとうがい)」**の2つの部分に分けられます。

今回は、その中でも私たちの”司令塔”である脳をがっちりガードしている**「脳頭蓋」を構成する、主要な骨たちを探検してみましょう!難しい解剖学用語も出てきますが、場所を確認したり、形をイメージしたりしながら、楽しく学んでいきましょう。埼玉県、そしてさいたま市**で整体を学び始めた方、あるいは頭痛や顔の歪み、姿勢などに関心のある一般の方にも、きっと役立つ知識ですよ!

頭蓋骨探検隊、出発!脳を守るヘルメットの骨たち(脳頭蓋)

脳頭蓋は、主に6種類、合計8個の骨が組み合わさって、脳を収める空間(頭蓋腔)を作っています。さあ、一つずつ見ていきましょう!

① 後頭骨(こうとうこつ)【1個】:頭の後ろと底の”受け皿”

  • どこにある?: 頭の後ろ側から、底の部分にかけて広がる、大きな貝殻のような形をした骨です。首の骨(脊柱)と頭蓋骨を繋ぐ、とても重要な場所にあります。
  • 特徴的な部分は?:
    • 大後頭孔(だいこうとうこう): 後頭骨の底の真ん中あたりに開いている大きな楕円形の穴。ここを通って、脳の一部である延髄(えんずい)が下の脊髄(せきずい)へと繋がります。脳へ栄養を送る椎骨動脈や、首や肩を動かす副神経なども通る、まさに生命維持に不可欠なトンネルです。
    • 後頭顆(こうとうか): 大後頭孔のすぐ両脇にある、長楕円形に少し盛り上がった部分。一番上の首の骨(C1=環椎)の上面にあるくぼみと関節(環椎後頭関節)を作ります。この関節のおかげで、私たちは「うんうん」とうなずく動きができるのです。
    • 外後頭隆起(がいこうとうりゅうき): 頭の後ろ側の真ん中あたりを触ってみてください。ポコッと一番出っ張っている骨が感じられませんか?これが外後頭隆起です。僧帽筋など、首や背中の多くの筋肉が付着する重要な目印(ランドマーク)になります。

② 蝶形骨(ちょうけいこつ)【1個】:頭蓋底の中心にいる”蝶々”?

  • どこにある?: 頭蓋骨の底面のちょうど真ん中あたり、目の奥の方に位置するとても複雑な形をした骨です。まるで頭蓋骨の”かなめ石”のように、多くの他の頭蓋骨と連結しています。
  • どんな形?: 名前(蝶形骨)の通り、羽を広げた蝶のような形をしています。真ん中の「体(たい)」の部分と、そこから左右に大きく広がる「大翼(たいよく)」、前方に小さく伸びる「小翼(しょうよく)」、そして下に垂れ下がる「翼状突起(よくじょうとっき)」という足のような部分から構成されます。
  • 重要なポイント:
    • たくさんの穴(孔): 蝶形骨には、脳から顔へ向かう重要な神経(三叉神経、視神経など)や血管が通るためのたくさんの穴(正円孔、卵円孔、棘孔、視神経管、上眼窩裂など)が開いています。
    • トルコ鞍(とるこあん): 体の上面には、まるで馬の鞍(くら)のような形のくぼみがあり、ここに私たちの体のホルモンバランスを司る重要な器官**「脳下垂体」**が収まっています。
    • (補足:外からは直接触れることはできませんが、頭蓋骨の中心で全体のバランスを取る上で非常に重要な骨と考えられています。)

③ 側頭骨(そくとうこつ)【左右1対=計2個】:耳の周りと側面を守る!

  • どこにある?: 頭の左右の側面、ちょうど耳の周りあたりにある骨です。左右に1つずつ、合計2つあります。
  • 特徴的な部分は?: 聴覚(音を聞く)や平衡感覚(バランスをとる)に関わる重要な器官(内耳・中耳)を内部に保護しています。大きく3つの部分に分けられます。
    • 乳様突起(にゅうようとっき): 耳のすぐ後ろを触ってみてください。硬くて丸い骨の出っ張りがありますね?これが乳様突起です。ここには胸鎖乳突筋をはじめ、頭最長筋頭板状筋など、首を支え動かす多くの筋肉が付着する、非常に重要なランドマークです。
    • 外耳孔(がいじこう): シンプルに耳の穴です。
    • 頬骨突起(きょうこつとっき): 耳の前あたりから前方に水平に伸びている骨の突起です。これが前の「頬骨(ほほ骨)」と繋がり、**「頬骨弓(きょうこつきゅう)」**という顔の横のアーチ(ほほ骨のアーチ)を形成します。
    • 下顎窩(かがくか): 頬骨弓の付け根あたり、耳の穴のすぐ前にあるくぼみです。ここが下あごの骨(下顎骨の下顎頭)と関節を作り、顎関節となります。口を開け閉めする際の中心となる関節です。
    • 茎状突起(けいじょうとっき): 耳の下あたりから、細長く尖って前下方に伸びる突起です。ここには舌骨上筋群の茎突舌骨筋などが付着します。(折れやすいので注意が必要です)

④ 頭頂骨(とうちょうこつ)【左右1対=計2個】:頭の”てっぺん”を守る!

  • どこにある?: 頭蓋骨のてっぺん(上壁)から側面にかけての部分を広く覆っている、左右一対の大きな四角い平たい骨です。
  • どんな骨?: 脳頭蓋を構成する骨の中では最も大きな面積を占めています。左右の頭頂骨は、頭のてっぺんの真ん中で**「矢状縫合(しじょうほうごう)」というギザギザの線でぴったりとくっついています。前はおでこの骨(前頭骨)と「冠状縫合(かんじょうほうごう)」で、後ろは後頭骨と「ラムダ縫合」で、横は側頭骨と「鱗状縫合(りんじょうほうごう)」**で、それぞれ縫合によって結合しています。
  • 頭頂結節(とうちょうけっせつ): 頭頂部の左右で、それぞれ一番高く丸く出っ張っている部分です。

⑤ 前頭骨(ぜんとうこつ)【1個】:おでこを作る!

  • どこにある?: 頭蓋骨の一番前の部分、いわゆる**「おでこ(額)」**を形作っている大きな貝殻のような骨です。
  • どんな骨?: 眉毛の上のラインである**「眼窩上縁(がんかじょうえん)」や、眼球が収まるくぼみ「眼窩」の天井部分も作っています。内部には「前頭洞(ぜんとうどう)」**という空洞(副鼻腔の一つ)があります。
  • 前頭結節(ぜんとうけっせつ): おでこの左右で、最も丸みを帯びて突き出ている部分です。

⑥ 篩骨(しこつ)【1個】:鼻と目の奥深くにある複雑な骨!

  • どこにある?: 両目の間、鼻の奥深くに位置する、非常に軽くてスポンジのように脆く、複雑な形をした骨です。(蝶形骨の前にあります)
  • どんな骨?: 鼻腔(鼻の中の空間)の天井や側面、そして眼窩(目のくぼみ)の内側の壁などを構成しています。内部には**「篩骨蜂巣(しこつほうそう)」**と呼ばれるたくさんの小さな空洞(副鼻腔の一部)があります。
  • 特徴的な部分は?:
    • 篩板(しばん): 上面にある水平な骨板で、たくさんの小さな穴が開いています。この穴を、匂いを感じるための**嗅神経(きゅうしんけい)**が通り、脳へと繋がっています。
    • 鶏冠(けいかん): 篩板の真ん中あたりから上に突き出た、ニワトリのトサカのような形の突起。脳を覆う硬膜が付着します。
    • 上鼻甲介(じょうびこうがい)・中鼻甲介(ちゅうびこうがい): 鼻腔の中に棚のように突き出た骨の部分。吸った空気の加湿や加温に関わります。
    • (補足:外からは全く触れませんが、鼻や目の機能、そして頭蓋底の一部として重要な骨です。)

頭蓋骨をつなぐ「縫合(ほうごう)」

これらの脳頭蓋の骨(そして顔面頭蓋の骨も)の多くは、「縫合」と呼ばれるギザギザの線維性の結合で、まるでパズルのピースが組み合わさるように、動かないように強固に連結されています(例:頭頂骨同士の矢状縫合、前頭骨と頭頂骨の冠状縫合、後頭骨と頭頂骨のラムダ縫合など)。 ただし、この縫合部分も完全に固定されているわけではなく、呼吸などに伴ってごくわずかに動いている、あるいは組織の緊張が伝わる場所である、という考え方もあり、クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)などでは重要視されます。

まとめ:頭蓋骨は精密な集合体!

今回は、私たちの脳を守るヘルメットである「脳頭蓋」を構成する主要な骨たちを探検しました。

  • 頭蓋骨は一つの骨ではなく、15種類23個もの骨が組み合わさってできています。
  • 脳頭蓋は主に後頭骨、蝶形骨、側頭骨、頭頂骨、前頭骨、篩骨の6種類8個からなります。
  • それぞれの骨が、脳を保護し、顔の土台となり、筋肉が付着する場所を提供し、重要な神経や血管の通り道となるなど、様々な役割を担っています。
  • 骨の名前や場所を知ることは、頭痛顎関節の問題、姿勢などを考える上で、重要なヒントを与えてくれます。

自分の体の「地図」である骨の名前を知ることで、体への理解がぐっと深まりますね!整体師は、これらの骨の位置を目印(ランドマーク)にして、筋肉や関節の状態を評価し、的確なアプローチを行っています。


埼玉整体師養成学校では、頭蓋骨のように複雑な構造も、模型や3Dアプリ、そして経験豊富な講師による分かりやすい解説を通して、初心者の方でも楽しく、そして深く学ぶことができます。「難しい」を「面白い!」に変える授業で、プロの整体師に必要な確かな解剖学知識を身につけませんか?

安い学費、短期最短2ヶ月での資格取得、夜間コース、働きながら資格取得可能など、あなたの学びたい気持ちを全力でサポートします!埼玉県、さいたま市整体 スクール整体 学校をお探しなら、ぜひ一度、当校の学校見学や説明会にお越しください!

関連記事

RETURN TOP
TEL オンライン予約