【埼玉県・さいたま市で整体学ぶ】あなたの”顔”を作っている骨は?『頭蓋骨』顔面編! – 美容と健康の土台を探る!
こんにちは!埼玉整体師養成学校です!
前回のブログでは、私たちの脳を守るヘルメットの役割をする「脳頭蓋」の骨たちを探検しました。頭蓋骨は全部で15種類23個もの骨が組み合わさってできている、というお話でしたね(※舌骨を含めると)。
今回はその後編!私たちの「顔」の形を作り、目、鼻、口といった大切な器官の土台となっている**『顔面頭蓋(がんめんとうがい)』の骨たちを探検していきましょう!顔面頭蓋は9種類、合計15個の骨から構成されています。(※舌骨を含めると10種16個) 普段あまり意識することのない顔の骨ですが、これらの骨の位置やバランスは、顔の歪みや左右差といった見た目の問題だけでなく、噛み合わせ、鼻詰まり、目の疲れ、顎関節の不調など、様々な美容と健康**に関する悩みに深く関わっている可能性があるのです!
埼玉県、そしてさいたま市で整体を学び始めた方、自分の顔の構造に興味がある方、あるいは美容整体や顎関節へのアプローチに関心のある方は必見です!一緒に顔の骨の秘密を探ってみましょう!
顔の骨、発見ツアー!私たちの表情や機能を支える骨たち
顔面頭蓋を構成する9種類の骨たちを、比較的大きくて分かりやすいものから順にご紹介します。
① 下顎骨(かがくこつ)【1個】:自由に動かせる”下あご”の骨!
- どこにある?: 顔の下半分を占める、アルファベットの「U」のような形(馬蹄形)をした大きな骨。皆さんが「下あご」として認識している骨です。
- 特徴は?: 頭蓋骨の中で唯一、関節(顎関節)によって他の骨(側頭骨)と繋がり、自由に動かすことができるのが最大の特徴!この動きによって、私たちは食事をしたり、話したりすることができます。
- 主な部分:
- 下顎体(かがくたい): 下の歯が並んでいる、水平な部分。
- オトガイ: 下顎体の先端、いわゆる**「あご先」**の部分。
- 下顎枝(かがくし): 左右のエラのあたりから耳に向かって上に伸びている板状の部分。
- 下顎角(かがくかく): 下顎体と下顎枝が交わる角の部分。いわゆる**「エラ」にあたり、ここに咬筋**(外側)や内側翼突筋(内側)といった強力な噛む筋肉が付着します。
- 関節突起(かんせつとっき)と下顎頭(かがくとう): 下顎枝の上後方にある突起で、その先端の丸く膨らんだ部分(下顎頭)が、側頭骨にあるくぼみ(下顎窩)と顎関節を作ります。
- 筋突起(きんとっき): 下顎枝の上前方にある尖った突起。こめかみの筋肉である側頭筋が付着します。
- 触ってみよう!: 下あごのライン、あご先、エラの部分は簡単に触れますね。口を大きく開け閉めしたり、顎を左右にカクカク動かしたりすると、耳の前あたりで顎関節が動くのを感じられるはずです。
② 上顎骨(じょうがくこつ)【左右1対=計2個】:顔の中心!上の歯の土台!
- どこにある?: 顔の中央部を占める、左右一対の大きな骨。鼻の両脇、目の下、上の歯茎の上あたりに位置し、顔面の中心的な骨格を形成しています。
- 役割は?:
- 上の歯が植立する土台となります。
- 鼻腔(鼻の穴)の側面と底の部分を作ります。
- 眼窩(目が収まるくぼみ)の底の部分を作ります。
- 口の天井(硬口蓋)の前方部分を作ります。
- 特徴的な部分:
- 上顎洞(じょうがくどう): 骨の内部にある大きな空洞で、副鼻腔(鼻の周りにある空洞)の一つです。ここに炎症が起きると**副鼻腔炎(蓄膿症)**となり、頬の痛みや鼻詰まりの原因になります。
- 前頭突起: 上に伸びて鼻の付け根で前頭骨(おでこの骨)と繋がります。
- 頬骨突起: 外側に伸びて**頬骨(ほほ骨)**と繋がり、顔の幅や形に関わります。
- 口蓋突起: 内側に水平に伸びて、左右が真ん中で結合し、口の天井(硬口蓋)の前2/3ほどを形成します。
③ 頬骨(きょうこつ)【左右1対=計2個】:ほっぺたの”一番高い”ところ!
- どこにある?: 頬(ほほ)の一番高く、硬く触れる部分。いわゆる**「ほほ骨」**です。眼窩(目のくぼみ)の外側から下側にかけて位置します。左右一対あります。
- 役割は?: 顔の側面を形作り、頬のふくらみを作ります。後ろに伸びる突起(側頭突起)が、側頭骨から前に伸びる突起(頬骨突起)と結合して**「頬骨弓(きょうこつきゅう)」**という顔の横幅を決めるアーチを形成します。咬筋の一部もここから始まります。
- 触ってみよう!: 頬で一番高く、硬く触れる骨が頬骨です。指でなぞっていくと、耳の方に向かって骨のアーチ(頬骨弓)が続いているのが分かりますか?
④ 鼻骨(びこつ)【左右1対=計2個】:鼻筋の”硬い”部分!
- どこにある?: 顔の真ん中、**鼻の付け根(鼻根部)**にある、小さな長方形の骨。左右一対あり、真ん中で縫合によって結合しています。
- 役割は?: 鼻筋(鼻梁)の上部の硬い部分を形成しています。この骨の下の部分は軟骨でできています。
- 触ってみよう!: 眉間の少し下、鼻の付け根の硬い部分を触ってみてください。それが鼻骨です。ここを打つと非常に痛いですよね。
⑤ 涙骨(るいこつ)【左右1対=計2個】:目頭の奥の小さな骨!
- どこにある?: 眼窩(目のくぼみ)の内側の壁、鼻に近い前の方にある、非常に小さくて薄い、爪くらいの大きさの長方形の骨です。左右一対あります。
- 役割は?: その名の通り、涙の通り道に関係しています。涙を溜める袋(涙嚢)が収まるくぼみ(涙嚢窩)の一部を形成しています。
- (補足:外からは直接触ることは難しいですが、目頭の奥あたりに位置しています。)
⑥ 下鼻甲介(かびこうがい)【左右1対=計2個】:鼻の中の”棚”(一番下の段)!
- どこにある?: 鼻腔(鼻の穴の中)の側面から、内側に向かって突き出ている、薄い貝殻のような形をした骨です。左右一対あります。(脳頭蓋の篩骨の一部である上・中鼻甲介とは独立した骨です)
- 役割は?: 鼻腔の側壁に付着し、吸った空気が通るスペース(下鼻道)を作ります。表面は粘膜で覆われており、吸った空気を温めたり、湿度を与えたり、ホコリなどを取り除いたりするのを助けています。
- (補足:鼻の内部にあるため、外からは見えません。)
⑦ 口蓋骨(こうがいこつ)【左右1対=計2個】:口の天井の”奥の方”!
- どこにある?: 口の中の天井である硬口蓋(こうこうがい)の後ろ半分と、鼻腔の側面の壁の後ろ部分を形成する、L字型のような少し複雑な形をした骨です。左右一対あり、真ん中で結合しています。
- 役割は?: 前方にある上顎骨の口蓋突起と共に口の天井(口蓋)を完成させ、口(口腔)と鼻(鼻腔)を隔てています。
- 触ってみよう!: 口を大きく開けて、舌先で上あご(口蓋)を前から後ろへなぞってみてください。硬い骨の部分の後ろの方(喉に近いあたり)が口蓋骨です。そのさらに奥は「軟口蓋」という柔らかい部分になります。
⑧ 鋤骨(じょこつ)【1個】:鼻の真ん中の”仕切り”の一部!
- どこにある?: 鼻腔(鼻の穴の中)の真ん中にある、左右の鼻腔を隔てる壁**「鼻中隔(びちゅうかく)」**の、後ろ側の下の部分を形成する、農具の鋤(すき)のような形をした薄い骨板です。1個だけ存在します。
- (補足:鼻の内部、奥の方にあるため、外からは見えません。鼻中隔の前上部は篩骨の垂直板、前下部は鼻中隔軟骨でできています。)
⑨ 舌骨(ぜっこつ)【1個】:喉にある”浮いた”骨!
- どこにある?: 下あご(下顎骨)と喉頭(喉仏)の間あたり、首の前の上部に位置する、U字型(馬蹄形)をした骨です。1個だけ存在します。
- 特徴は?: 頭蓋骨の他の骨とは異なり、どの骨とも直接関節を作っていません! 筋肉や靭帯だけで、下顎骨、側頭骨の茎状突起、喉頭、胸骨、肩甲骨など、周りの構造物に吊り下げられるように浮いている、非常に特殊な骨です。
- 役割は?: 舌の根元を支える土台となり、嚥下(飲み込み)動作や発声において、舌や喉頭がスムーズに動くための基点となる、非常に重要な役割を果たしています。舌骨上筋群と舌骨下筋群という多くの筋肉が付着します。
- 触ってみよう!: 喉仏(男性で顕著な喉の出っ張り)の少し上あたり、顎の下の柔らかい部分を指で軽く左右から挟むように押さえてみてください。そして、つばをゴクンと飲み込んでみましょう。その時に上下に動く硬いU字型の骨が感じられませんか?それが舌骨です!
まとめ:顔の骨は美と健康の土台!
今回は、私たちの顔を形作り、様々な機能を支える「顔面頭蓋」の骨たちをご紹介しました。
- 顔面頭蓋は9種類15個の骨から構成されています(舌骨を含めると10種16個)。
- 下顎骨(下あご)や上顎骨(上あご)、頬骨(ほほ骨)、鼻骨などが顔の輪郭や主要な部分を作っています。
- 涙骨、下鼻甲介、口蓋骨、鋤骨は、目や鼻、口の内部構造を形成する重要な骨です。
- 舌骨は他の骨と直接繋がらない特殊な骨ですが、飲み込みや発声に不可欠です。
これらの顔面頭蓋の骨の位置関係やバランスが崩れると、顔の歪みといった見た目の問題だけでなく、噛み合わせの悪さ、鼻詰まり、目の疲れ、顎関節症など、様々な機能的な不調にも繋がる可能性があります。整体師は、これらの骨格構造と、それに付着する筋肉(表情筋、咀嚼筋など)の関係性を理解し、アプローチしていくことが求められます。
埼玉整体師養成学校では、脳頭蓋だけでなく、この顔面頭蓋を構成する一つ一つの骨についても、その位置、形状、役割、そして臨床での意義(美容面や機能面)を、模型や図解、触診練習を通して、初心者の方でも分かりやすく、深く学ぶことができます。「顔の歪みが気になる」「顎の調子が悪い」といったお客様の悩みに、自信を持って応えられる知識と技術を身につけませんか?
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