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体の”土台”!『骨盤』の仕組み入門
寛骨・仙骨・尾骨って何?
腰痛・姿勢・出産にも関係!
こんにちは!埼玉整体師養成学校です!(2025年5月1日現在)私たちの体のちょうど中心に位置し、上半身の重みを支え、下半身へと力を伝える、まさに**体の「土台」となっているのが『骨盤(こつばん)』**です。この骨盤、実は一つの大きな骨ではなく、いくつかの骨が組み合わさってできており、私たちの健康と機能に非常に重要な役割を果たしています!
骨盤は、左右一対の寛骨(かんこつ)、真ん中後ろにある仙骨(せんこつ)、そして一番下にある尾骨(びこつ)という骨で構成されています。この土台がしっかり安定していることで、私たちはスムーズに歩いたり、座ったり、正しい姿勢を保ったりすることができます。逆に、骨盤が歪んだり、動きが悪くなったりすると、腰痛や股関節の痛み、姿勢の崩れ(猫背、反り腰、左右の傾きなど)だけでなく、内臓の働きや女性の場合は出産にも大きな影響を与えることがあるのです!
埼玉県、そしてさいたま市で、お客様の腰痛を根本から改善したい、美しい姿勢づくりをサポートしたい、産後のケアで貢献したいと考える未来の整体師にとって、この体の土台である「骨盤」への深い理解は、絶対に欠かせない知識となります!当校は安い学費で短期・最短(2ヶ月も可能!)での整体 資格取得を応援!夜間コースで働きながら資格取得も可能です。整体 スクールや整体 学校選びでお悩みの方、ぜひこの記事で骨盤の秘密を探ってみましょう!
骨盤を構成する骨たちを見てみよう!
まずは、骨盤がどんな骨でできているか、全体像を見てみましょう。骨盤は主に以下の3種類、合計4つの骨が組み合わさって、頑丈な輪っかのような形を作っています。
- 寛骨(かんこつ)【左右1対=計2個】: 骨盤の左右の壁を形成する、最も大きな骨です。
- 仙骨(せんこつ)【1個】: 骨盤の後ろ側の真ん中に位置する、逆三角形の大きな骨。背骨の土台となります。
- 尾骨(びこつ)【1個】: 仙骨の一番下に付いている小さな骨。いわゆる「尾てい骨」です。
寛骨(かんこつ):実は3つの骨が合体!
骨盤の中で最も大きく複雑な形をしている「寛骨」。実はこれ、思春期までは腸骨(ちょうこつ)、坐骨(ざこつ)、**恥骨(ちこつ)**という3つの骨が軟骨で繋がっていて、大人になるにつれてこれらが癒合(くっつくこと)して一つの「寛骨」になるのです!それぞれの骨がどの部分を形成しているか見ていきましょう。
- 寛骨臼(かんこつきゅう): 寛骨の外側のやや下あたりにある、深いお椀のようなくぼみです。腸骨・坐骨・恥骨の3つが合わさる部分にできます。ここに太ももの骨の丸い先端(大腿骨頭)がすっぽりとはまり込み、股関節を形成します。
① 腸骨(ちょうこつ):骨盤の上半分、”翼”のように広がる部分!
- 寛骨の大部分、特に上半分を占める、左右に翼のように大きく広がった骨です。
- 腸骨稜(ちょうこつりょう): 腸骨の一番上の縁(へり)の部分。腰に手を当てたときに触れる、左右の骨のカーブしたラインです。腰方形筋、腹斜筋、大殿筋、中殿筋など、非常に多くの体幹や股関節の筋肉がここから始まったり、付着したりする重要な**ランドマーク(目印)**です。
- 上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)(ASIS): 腸骨稜を前の方へたどっていくと突き当たる、骨盤の前で一番ポコッと出っ張っているポイント。ズボンのベルトを引っかけるあたりですね。ここからは縫工筋や大腿筋膜張筋といった太ももの筋肉が始まります。整体で骨盤の傾きなどを評価する際に、非常に重要な目印となります。
- 上後腸骨棘(じょうこうちょうこつきょく)(PSIS): 腸骨稜を後ろの方へたどっていったところにある骨の出っ張り。腰の少し下あたり、背骨の両脇に「えくぼ」ができるあたりに位置します。ここも骨盤の傾きや仙腸関節の位置を見るための重要な目印ですが、お肉の付き具合によっては意外と触るのが難しいこともあります。整体師の触診技術が試されるポイントの一つです。
- 腸骨の内側の広い面には腸骨筋(腸腰筋の一部)が付着しています。
② 坐骨(ざこつ):骨盤の下後ろ、”座る”ための骨!
- 寛骨の下側、後ろ半分を形成する部分です。
- 坐骨結節(ざこつけっせつ): 坐骨の一番下の部分にある、ゴツゴツとした骨の塊。椅子に座ったときにお尻の下で座面に当たる硬い骨がこれです!太ももの裏側の筋肉**「ハムストリングス」**(スポーツで肉離れしやすい筋肉ですね)や、お尻の奥の筋肉(深層外旋六筋の一部)がここから始まります。ちなみに、良い姿勢で座れているときは、この坐骨結節で座面を捉えているはず。お尻のお肉で座っている感じがする方は、座り姿勢を見直す目安になりますよ。
③ 恥骨(ちこつ):骨盤の前下、”真ん中”で左右が出会う骨!
- 寛骨の前側の下の部分を形成します。
- 恥骨結合(ちこつけつごう): 左右の恥骨が、体の真ん中の前で、軟骨(線維軟骨)によって強く結合している部分です。通常はほとんど動きませんが、女性が出産する際には、ホルモンの影響でこの結合部が少し緩み、骨盤全体がわずかに広がることで、赤ちゃんが産道を通りやすくなるという、神秘的な仕組みがあります!産後の骨盤ケアが重要な理由の一つですね。
- 恥骨からは、恥骨筋や太ももの内側の筋肉**「内転筋群」、そして薄筋**などが始まっています。
仙骨(せんこつ)と尾骨(びこつ):背骨を支える”土台”と進化の”名残”
仙骨(せんこつ)【1個】:逆三角形の大きな土台骨!
- 骨盤の後ろ側の真ん中にどっしりと位置する、大きな逆三角形の骨です。元々は5つの仙椎(せんつい)という背骨だったものが、成長の過程でくっついて一つの骨になったものです。
- 役割: 上は腰椎(腰の背骨)と繋がり、下は尾骨と繋がり、左右では寛骨(腸骨)と連結して、**背骨全体を支える頑丈な「土台」**としての役割と、骨盤の後壁を形成する役割を担っています。
- 主な部分:
- 仙骨底(せんこつてい): 一番上の面。一番下の腰椎(L5)と椎間板を介して繋がります。
- 仙骨尖(せんこつせん): 一番下の尖った先端。尾骨と繋がります。
- 仙骨管(せんこつかん): 骨の中を通る管で、脊柱管の続き。馬尾神経(ばびしんけい)という神経の束が通ります。
- 耳状面(じじょうめん): 左右の側面にある、ザラザラした耳のような形をした関節面。ここで腸骨と連結し、**「仙腸関節」**を作ります。
- 岬角(こうかく): 仙骨底の前側の縁が、前に突き出た部分。産科学などで骨盤の大きさを測る際の重要な目印。
尾骨(びこつ)【1個】:尾てい骨!
- 仙骨のさらに下にちょこんと付いている、小さな骨です。通常3~5個の尾椎(びつい)という小さな骨がくっついてできています。一般的に**「尾てい骨(びていこつ)」**と呼ばれる部分ですね。
- 人間のしっぽが退化した名残とされています。尾骨筋などが付着しますが、大きな動きはありません。尻もちをついた時などに打ち付けやすく、骨折することもありますが、よほど重症でない限り手術は稀です。
仙腸関節(せんちょうかんせつ):動きは小さいけれど超重要!
- 骨盤の後ろ側で、仙骨と左右の腸骨をつないでいる関節が**「仙腸関節」**です。
- 肩関節や膝関節のようにグルグル大きく動く「可動関節」とは違い、非常に強力な靭帯で固く結合されているため、動きはほんの数ミリ程度しかない**「不動関節(または半関節)」**に分類されます。
- しかし!このわずかな動き(遊び)や、正しい位置関係が、骨盤全体の安定性や機能にとって非常に重要なのです!この仙腸関節の動きが悪くなったり、わずかにズレたりすることが、腰痛(特に骨盤周りやお尻の痛み)や股関節の不調、姿勢の歪みなどに深く関わっていると考えられており、整体の現場では非常に重要視され、様々なアプローチが行われる関節です。
男女の骨盤の違い:生命を育むための形
男性と女性の骨盤を比べると、形に明らかな違いがあります。これは主に、女性が妊娠・出産に適応した形になっているためです。
- 女性の骨盤: 全体的に広く、浅く、丸みを帯びた形をしています。
- 骨盤の入り口(骨盤上口)が広い楕円形。
- 恥骨結合の下の角度(恥骨下角)が広い(約80°)。
- 腸骨の翼が左右に開いている。
- 男性の骨盤: 比較的狭く、深く、縦長で、ハート形に近い形をしています。恥骨下角も狭い(約60°)。
整体師は、このような男女の骨格の違いも考慮に入れて、評価やアプローチを行います。
まとめ:骨盤は健康と美の要!
今回は、私たちの体の中心で土台となる「骨盤」について、その構成要素(寛骨、仙骨、尾骨)、寛骨を形作る3つの骨(腸骨、坐骨、恥骨)と重要なランドマーク、仙腸関節、そして男女差まで、詳しく見てきました。
- 骨盤は寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)・仙骨・尾骨からなる、体の土台。
- 寛骨臼で股関節を、仙腸関節で背骨と連結し、上半身と下半身をつなぐ。
- 腸骨稜、上前・上後腸骨棘、坐骨結節、恥骨結合などは、筋肉の付着部であり、整体の評価で重要なランドマーク。
- 仙腸関節は動きは小さいが、機能的に非常に重要。
- 女性の骨盤は出産に適した形をしている。
- この骨盤の歪みや機能不全が、腰痛、姿勢、股関節の問題、内臓機能、産後のトラブルなど、全身の様々な不調に繋がるため、整体師にとって骨盤への深い理解とアプローチスキルは極めて重要!
骨盤の状態を知ることは、ご自身の健康状態を知る第一歩かもしれません。ぜひ、この記事を参考に、ご自身の骨盤にもっと関心を持ってみてくださいね!
埼玉整体師養成学校では、体の土台である「骨盤」について、その複雑な構造、機能、そして腰痛や姿勢、産後の問題といった臨床との関連性を、解剖学・運動学・生理学に基づいて、初心者の方でも基礎から深く、そして実践的に学ぶことができます。「骨盤矯正」といった手技だけでなく、なぜ骨盤が重要なのか、どう評価し、どうアプローチすれば根本改善につながるのか、その理論と技術をしっかりと身につけられます。
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